合格体験記


2025年 / 鹿児島玉龍中学校 合格

「初めて見る問題」に、
向き合う練習を重ねて。

「習った問題より、習ってない初めて見る問題をたおす練習を多くしました。」

日高 慧くんの体験談と講師の解説から、受験までの取り組みを紹介します。


日高 慧 くん

2025年

鹿児島市立鹿児島玉龍中学校合格

01 勉強方法、よくやったこと

本人の言葉

家では、勉強する時間は少なかったけど、やるときは集中して取り組みました。 

教室の先生が進めてくれた英語のアプリをほぼ毎日やりました。 

習った問題より、習ってない初めて見る問題をたおす練習を多くしました。 

教室では、わからない英単語をノートに読みと意味を書いて、まとめました。 

ほかには、玉龍の想定問題集や、過去問などをときました。 

講師の解説

玉龍対策で重視したのは、問題を解いて解説を理解するだけでなく、初めて見る問題に自分でどう対処するかを練習することです。教室では、この部分に特に力を入れました。

ただ、最初から受験への意欲が高かったわけではありません。対策を始める前は「家での勉強時間は少なめにしたい」という希望があり、いわば「力半分で取り組み、合格できたら通う」くらいの気持ちからのスタートでした。受験に向けた準備を十分に積んできた状態でもありませんでした。

そこから、何を優先して学ぶかを絞り、初見問題への対応と苦手な単元の補強を組み合わせました。本人の意欲や取り組み方の変化に合わせて、家庭学習や通塾時間も調整しています。「自宅学習は少なめ」というのは当初の希望であり、最後まで同じ学習量で合格したという意味ではありません。

英語では、AIを利用して玉龍中の出題を意識したリスニングの練習も行いました。保護者の方とも相談し、他塾の模試や演習も目的に応じて活用しました。

他塾の模試でE判定となった際も、その判定だけで志望校への適性や合格可能性を判断しないよう伝えました。その模試は知識の確認に比重があると捉えており、実際の入試が求める初見問題への対応を、別に確かめる必要があると考えたためです。

02 家族や教室のサポート

本人の言葉

家族も教室でもわからない問題について詳しく教えてくれたりしました。 

教室で作った英単語ノートを自分で隠したりして意味も発音も言えるか10分程度小テストをして覚えました。 

講師の解説

 サッカーをやっていることもあり、家族でチーム戦になれたのはエンジンがかかりやすかったのではないでしょうか。

お家での自宅学習分以外にも教室から宿題をすこし出したりしていましたね。なんやかんやで入試本番が近づくにつれて、宿題を増やしましたが、教室から出した宿題では分では入試直前でも週に2時間程度分でした。これにプラスで自主学習分ということになります。

03 進路や合格するまでの目標設定

本人の言葉

玉龍中は5年生から気になってはいたのですが、勉強にしっかり取り組み始めたのは6年の9月の中旬でした。 

自宅学習では最初は毎日2時間はやっていたのですが、11月になると、やる気が無くなり1時間もしなくなりました。12月になると、家では勉強をしなくなったので慌ててこの教室の通う時間を週に5時間に増やました。家でも教室で出された宿題をやりました。 

そのまま1月に入り、受験をむかえました。 

合格するまでの目標設定は想定問題集で60点以上を目指すとか、やるときはしっかりやるなど目標を立てました

講師の解説

本格的な対策期間は約4か月でした。受験したいと聞いたとき、短期間ではありましたが、私は「おもしろい!」と思いました。本人の基礎力や集中力を確かめたうえで、初見問題に向き合う際の着眼点や思考の段取りを指導すれば、短期間でも伸ばせる部分があると判断したからです。

基礎力があることと、その力を入試で使えることは同じではありません。どこで読み違え、何を手がかりに考え、行き詰まったらどう切り替えるか。その過程を個別に確かめ、限られた時間で何に取り組むかを組み立てることが、教室の役割でした。

途中には、やる気が下がった時期もありました。その際は、受験を続けたいのか、自分は何を目指しているのかを、本人に改めて考えてもらいました。

意欲が一直線に高まったわけではありません。それでも、目標を確かめ直した後は、教室で取り組む時間を増やすなど、本人・家庭・教室で学習の形を調整しながら、本番に向けて取り組みを厚くしていきました。当初の「力半分」から、本人が受験を自分の目標として捉え、行動を変えていったことも、今回の合格につながる大切な変化でした。

04 自分の強みと弱み

本人の言葉

自分の強みは文章から読み取ることです。 

他には、出されたお題に対して短い作文を作ることができるということです。 

自分の弱みは問題を素早く読んでしまうので、見落とすことが特に多いです。 

講師の解説

 より細かく言語化しますと、

「文章から読み取る力」という強み

 そもそもの本質を見破る要領の良さを持ち合わせていました。”この問題のつくりならこういう答えがくるだろう”みたいな予想をすることができています。

 「すぐに短い作文の作成できる」という強み

 アイデアを出す練習からはじめていますね。面接や作文でバリバリ使うテクニックですね。マインドマップなども駆使して自由に文を生み出す練習も行いました。かつてマインクラフトで作品を作成する際のテクニックをそのまま使っており、マイクラでのテクニックが入試対策で使うとなったときに、驚いた顔をしていたのを覚えております。とはいえ難しめのテクニックなので、教室では1問1答形式での練習から始めていました。

 弱点の「素早く読んでしまう」、というのは国語的な”前後の繋がりあったとき”に文脈から意図を拾う力が弱点ということになっていましたね。何度も細かく質疑応答をしたり、テクニックの確認をして対策をしてきました。

 ちなみに他に良さを上げるなら授業中の時間だけでテストで90点前後をキープできる意識・集中力とテスト用の基礎と応用力がありました。これは玉龍入試における入場チケットのようなものです。

 勝負強さもあり、本番でさらに力を発揮できる本人の特徴&家庭環境も素晴らしいですね。

05 これから受験する後輩へ

本人の言葉

1年以上前から塾に通っていて皆より先に受験勉強している人がたまにいますが、勉強する量も大事ですが僕は量より勉強する内容、学校のテストで90点は取れる基本の質、のほうが大事だと思っています。 

どれだけ多くの時間を使っていても基本の質が高ければ時間は少なくてもいいと思います。 

僕が言いたいことは量も大事ですが、1年もかける必要はなくて、4、5カ月で質の高い受験勉強をしたら高確率で合格できると思うので皆さんも頑張ってみてください。

講師の解説

慧くんの「量より勉強する内容や、基本の質が大事」という言葉には、今回の取り組みで得た実感がよく表れています。教室でも、ただ時間を増やすのではなく、今の自分に何が必要かを見極め、入試で使える考え方を練習することを大切にしました。

「4、5か月でも」という言葉も、実際に取り組み、合格した本人だからこその手応えでしょう。ただ、出発点や目指す学校によって必要な準備は異なるので、期間だけをそのまま当てはめないようには注意が要りますね。

これから受験する皆さんにも、解説を聞くだけで終わらず、自分で考え、試し、うまくいかなければ見直す経験を重ねてほしいと思います。

本人の体験談と講師の振り返りを通して、受験までの取り組みをご紹介しています。